3R・廃棄物

2003年10月22日

 

飲料容器に関するアンケート結果

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  企業(製造業)   

 

スチール缶リサイクル協会は、2003年4月に、飲料や食品の容器に関する意識を探るため、1年以内に清涼飲料を購入したことがある男女500人を対象に調査を実施した。スチール缶リサイクル協会は、使用済みスチール缶の散乱防止対策及び資源としての再利用の研究と社会貢献を目的に1973年に設立された団体。

飲料や食品を購入する時、特定の容器を選んでいるかという問いに対し、清涼飲料については半数強(51.0%)が容器を選んで購入していると答え、選択する容器とその理由は次のようになった。

清涼飲料:ペットボトル42.4% 「使いやすいから」
ビール:アルミ缶37.6% 「リサイクルしやすいから」
日本酒:ガラスびん21.3% 紙パック17.6%「中味がおいしそうだから」
牛乳:紙パック60.6%「使いやすいから」
ツナ:スチール缶20.2%「使いやすいから」「安心できるから」
ミートソース:スチール缶11.0%レトルトパウチ9.0%「使いやすいから」

容器に対するイメージについては「環境によい」は紙パックが56.2%と最も多く、2位「ガラスびん」(27.2%)、3位「ペットボトル」(19.0%)と続いた。「資源として循環していると思う」は1位「アルミ缶」(53.8%)、2位「ペットボトル」(47.4%)、3位「紙パック」(46.4%)となった。

「スチール缶は鉄で出来ていると思いますか?」という問いに対しては40代の認知率が67.9%とトップで、年代が下がるほど低くなり10代の認知率は54.2%と最も低く、若い世代ほど素材に対する関心が薄いことがわかった。

協会は、この調査でリサイクル率86.1%であるスチール缶について多くの誤解があることがわかったが、それと同時に女性や30代、40代など一部の人々にはスチール缶は長期保存に適し、リサイクルや信頼感のイメージは浸透していることがわかった、と述べている。



http://www.steelcan.jp/knowledge/opinion.html




登録日時: 2003/10/22 11:18:09 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ