2003年09月27日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 交通・モビリティ 企業(製造業) 環境技術
トヨタ自動車は、植物資源を原料としたバイオプラスチック(ポリ乳酸)を生産する年産1000トンクラスの実証プラントを、日本国内の既存工場内に建設することを決定した。実証開始予定は2004年8月。
トヨタは、様々な分野の環境負荷低減技術の研究・開発にも取り組む一環として、バイオプラスチック製造技術の研究・開発を推進し、すでに、自動車用に耐久性・耐熱性等を向上させた「トヨタ エコプラスチック」を、2003年5月にモデルチェンジした新型「ラウム」に採用し始めている。
今回の実証プラントでは、バイオプラスチック製造のための各工程の要素技術がほぼ確立したことを受け、量産化に向けたコストや品質目標達成の検証を行う。サトウキビを原材料に、乳酸の発酵・精製からポリ乳酸の重合(高分子化)までを一貫して手がける計画。
実証プラントで生産したバイオプラスチックを、内装材を中心とした自動車部品材料として展開していくと共に、他のプラスチック汎用製品へも応用をはかることで需要を開拓し、本格プラント建設への足がかりとしていく考え。
http://www.toyota.co.jp/jp/news/03/Jul/nt03_0710.html
登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM
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