路面電車をアピール　市民ネットワーク設立

日本各地の路面電車愛好グループが一同に会して、路面電車の復権に向けてアピールしていくための「全国路面電車ネットワーク」を設立、2003年６月15日に設立総会をひらいた。

路面電車は排気ガスがでないので都市環境に負荷をかけない、地上からすぐ乗れるので高齢者、幼児にも利用しやすい、道路の渋滞を緩和する、建設費が地下鉄の20分の１、などの利点を持つ。またヨーロッパでは路面電車の普及が都市部の商業地域の活性化につながる事例が注目されている。

現在日本では19都市で路面電車が走っているが、多くは廃止、あるいは地下鉄への転換など存続の危機に直面している。同ネットワークでは、路面電車の利点を訴え、その普及をめざして活動を広げていく考え。