政策・制度・技術

2003年04月26日

 

泊まるホテルを環境対策で選ぶためのデータベース、公開

Keywords:  政策・制度  NGO・市民 

 

グリーン購入を推進する企業や自治体が参加するグリーン購入ネットワーク(GPN)は、2003年3月3日、全国157カ所のホテルや旅館の環境への取り組みをまとめたデータベースを公開した。

GPNがホテルなどが取り組む環境対策について89項目のチェックリストを作成し、各ホテルが自己申告で取り組み状況を発表したもの。データベースでは、「施設内の電球を白色電球から電球型蛍光ランプに代替している」や「生ゴミの減量化をしている」などの89項目を「環境への取り組み姿勢」「廃棄物削減・リサイクル」「食品廃棄物」「省エネルギー・節水」「グリーン購入化学物質」の5つのグループに集約。各ホテルがそれぞれ5点満点で、取り組み状況を評価した。

データベースでは、「地域」とともに、上記5つのグループのそれぞれを自分がどれぐらい重視するかを指定することで、該当するホテルが示される。それぞれの「環境への取り組み姿勢」や「環境アピールポイント」の記述もあり、グリーンコンシューマーは、環境への取り組みを重視して宿泊先を選ぶことができる。

NEC、松下電器産業、コクヨ、岡村製作所、東京ガス、日本IBMや帝人をはじめとするGPN会員2,741団体(企業2,108、行政364、民間団体269)が、出張や会議・パーティなどでの利用を検討しており、2002年11月のGPN会員へのアンケート調査では、回答団体の94%がホテル・旅館を利用する際にデータベースを利用すると回答している。

現在、登録しているホテル・旅館は約200施設。今回はホテルの取り組み状況を広く開示し、ホテルの選択も環境という切り口でおこなうことをアピール。今後は、参加ホテル・旅館を増やしていきたい考え。



http://www.ecochallenge.jp/index.html




登録日時: 2003/04/26 12:29:17 PM

英語記事はこちら


 


 

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