三洋、「ブレーキ充電システム」の電動ハイブリッド自転車発売

大手電機メーカーの三洋は、下り坂のブレーキ走行時や停止する際のブレーキレバー操作と連動し、モーターで発電してバッテリーに充電する「ブレーキ充電システム」を採用した次世代型電動ハイブリッド自転車の発売を開始した。このシステムが装備された電動アシスト自転車は業界初。

従来のシステムは走行するとバッテリーの電流を消費するだけだが、今回新しく開発した業界最軽量・最小径の発電機能付モーターの搭載により、走行中もブレーキと連動して充電することができる。

特にアップダウンを繰り返す丘陵地帯で効力を発揮し、２度の坂のアップダウンパターンの下り坂でブレーキ充電走行した場合、無充電走行と比較して最大50％も走行距離を延ばすことができる。

価格は、一般の電動アシスト自転車（大体6万-12万円台）のちょうど中間ぐらいである。

電動アシスト自転車が市場に登場したのは1993年頃。環境問題の意識の高まりとともに、電動ハイブリッド自転車が伸びており、2002年度は20万台以上の出荷が予想されている。

登録日時: 2003/02/21 11:48:20 AM

英語記事はこちら