政策・制度・技術

2003年01月10日

 

志木市 一方通行化で歩行者にやさしく

Keywords:  政策・制度  交通・モビリティ  地方自治体 

 

埼玉県志木市では、歩行者にやさしい街づくりをめざし、市道の一方通行を大幅に増やすことを計画している。

同市では、歩行者にやさしい市道をめざし、市内の生活道路の両側、または片側に1.5m-2.0mの歩道の設置を計画。ところが、歩道設置には道路幅が狭く、市内の大部分の道路には家屋が密集しているため、道路の拡幅は困難という問題に直面。そこで、道路の「一方通行」化の検討を始めた。

同市の市道は、現在、約20路線、総延長2.5キロほどが一方通行路になっているが、計画ではこれを約185路線、総延長30.8キロにしたい考え。

また、一方通行の向きを工夫することで現在通勤自家用車などの抜け道として使用されている生活道路の交通量を制限し、道幅にも余裕ができて歩道の設置も可能と結論づけた。半面、配達車や市民が車で近所へ出掛ける際、遠回りをしなくてはならない場合もあるなどのマイナス面もある。

志木市では、こうした点を踏まえ、一方通行化をすべきかどうか、直接の利害関係者である市民自身に決めてもらおうと、説明会の開催をはじめている。






登録日時: 2003/01/10 04:06:46 AM

英語記事はこちら


 


 

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