企業・CSR

2015年10月16日

 

損保ジャパン日本興亜HD 天候インデックス保険が「ビジネス行動要請」に承認

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損害保険大手の損保ジャパン日本興亜ホールディングスは2015年7月31日、国内金融機関で初めて、東南アジアで展開する天候インデックス保険が、国連開発計画(UNDP)が主導する「ビジネス行動要請」(BCtA)に承認されたと発表した。

BCtAとは、商業的な成功と持続可能な開発を同時に実現する世界的な取り組み。

天候インデックス保険は、気温や降水量などの天候指標(インデックス)が事前に定めた一定の条件を満たした場合に、一定の保険金額が支払われる保険商品。気象データが未整備な途上国向けに、人工衛星観測データから推定される雨量をインデックスに活用した商品も開発している。

タイでは、2012年に発生した干ばつで、加入者の80%以上の農家に保険金を支払った実績があり、フィリピンでも台風に備えた保険販売を展開している。ミャンマーでは干ばつに対する保険商品の開発に成功し、インドネシアでは開発に向けた調査を進めている。

近年深刻化する気候変動の影響に脆弱な発展途上国の小規模農家に対する気候変動の適応策であり、現地での説明会を通して低所得層の人々に金融・保険に関する知識を提供する取り組みなどとして、高く評価されている。


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