2013年11月01日
Keywords: 地球温暖化 企業(非製造業) 生態系・生物多様性
研究助成や地球環境問題に取り組む旭硝子財団は、地球環境の悪化に伴い人類存続に対して抱く危機感を時計の針で表示する「環境危機時計®」を独自に設定している。2013年9月に発表した2013年の「環境危機時計®」は、約1,400人からの回答にもとづき、日本の平均危機時刻は、昨年より9分後退して9時5分となり、海外の危機時刻は昨年から3分進んで9時30分となった。
全回答者の平均危機時刻は9時19分で、昨年度とほぼ同じだった。昨年と比べると、北米、日本を除くアジア、東欧・旧ソ連で針が進んだ。
危機時刻を決める地球環境状況として、大多数が「気候変動」を選択しており、「生物多様性」を選んだ回答者の危機時刻は他に抜きんでて高いという結果だった。
同財団では、リオデジャネイロで地球サミットが開かれた1992年以来、環境問題に造詣の深い世界中の有識者を対象に、環境に関わる種々の問題について「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」調査を毎年行い、調査結果を公表している。JFS代表の枝廣淳子も有識者のひとりとしてアンケートに回答している。