2012年10月31日
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通信会社大手のKDDIは2012年5月30日、「低炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」の3つを重点課題とした、グループの新たな環境保全5ヶ年計画「KDDI GREEN PLAN 2012-2016」を発表した。この計画には、2012年度末までにトライブリッド基地局を100局に拡大することが盛り込まれている。
トライブリッド基地局とは、太陽光パネルによる発電、深夜電力により蓄電池に充電された電力、商用電力の3つの電力を時間ごとに効率よく供給する、トライブリッド方式電力制御技術を用いた基地局。KDDIでは、2009年からトライブリッド基地局の実証実験を実施し、現在11箇所に設置している。
これまでの実験で、トライブリッド基地局では、従来の商用電力のみを利用した場合に比べ、基地局内で利用する商用電力消費量を最大40%削減できることが確認されている。