エネルギー・地球温暖化

2012年08月18日

 

国内観測史上初、大気中の二酸化炭素濃度が400ppmを超える

Keywords:  地球温暖化  政府 

 

気象庁は、2012年5月16日、大気中の二酸化炭素濃度の国内観測地のひとつ、岩手県大船渡市綾里で、3月と4月の月平均値(速報値(注1))が、それぞれ401.2ppm、402.2ppmと、観測を始めた1987年以降、初めて400ppmを超える値を記録したと発表した。

同庁は、岩手県大船渡市綾里、東京都小笠原村南鳥島、沖縄県八重山郡与那国島の国内3地点で、大気中の二酸化炭素濃度の観測を実施しており、他の2つの観測地点においても今年4月の月平均値で、それぞれ398.1ppm(南鳥島)、399.4ppm(与那国島)と過去最高となったとしている。

また、2011年の年平均値は3地点でそれぞれ394.3ppm(綾里)(注2)、392.8ppm(南鳥島)、394.4ppm(与那国島)と、過去最高となっている。


注1) 今回発表されたデータは月平均・年平均とも速報値であり、今後より精密な確定値を算出予定である。速報値と確定値の差は、最大でも0.1ppm程度の見込み。

注2) 綾里は2011年東北地方太平洋沖地震の影響により、同年4月の観測値が得られなかったため、4月を除く11か月の平均値。

登録日時:2012/08/18 06:00:15 AM

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