エネルギー・地球温暖化

2011年12月15日

 

コカ・コーラシステム、42万トンのCO2削減達成

Keywords:  地球温暖化  企業(製造業) 

 

JFS/Coca-Cola System in Japan Achieves Significant Reduction of CO2 Emissions
Copyright 日本コカ・コーラ株式会社(グラフをクリックすると拡大表示します)


飲料大手の日本コカ・コーラ株式会社は2011年9月1日、日本のコカ・コーラシステムのCSRに関する活動をまとめた「コカ・コーラ サスティナビリティーレポート2011」の冊子版を発行し、2004年比で約42万トンのCO2排出総量削減を達成したことを発表した。

2010年までに2004年比約36万トンとしていた、製造、物流、販売、オフィスの全事業プロセスにおけるCO2排出総量削減目標を大幅に上回る実績となった。特に物流において、2009年に移行したSCM体制のもとに生産、物流の見直し、物流ルートを効率化したことで、約7万トンの削減を達成したことが大きな要因となった。

新たな中期環境目標として2015年目標を策定し、飲料事業での主な環境負荷である、「エネルギー」「容器」「水」「廃棄物」の4つを対象領域に、製品のライフサイクル全体における省エネルギー化や、水資源保護プロジェクトの推進など、環境パフォーマンスをさらに高める基盤を強化していくという。

データの集計期間は2010年1月1日~12月31日。冊子版は8月に先行して公開したWEB版の報告内容とデータを簡潔にまとめたダイジェスト版となっている。東日本大震災発生時に、日本コカ・コーラと12のボトラー各社、関連会社からなるコカ・コーラシステムが取り組んだ、被災地に向けた飲料の製造や輸送、事業復旧についての報告も掲載した。


コカ・コーラシステム、CO2削減に貢献する缶コーヒーを発売(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030703.html
大震災・原発事故による電力不足に立ち向かう ~
日本の民生の取り組み
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/031170.html

登録日時:2011/12/15 06:00:15 AM


※グラフ注記
  • 電力由来のCO2排出量は、電気事業連合会(2005年発表)のCO2排出係数「0.421kgCO2/kWh」(2004年度)より算出しました。
  • 燃料由来のCO2排出量は、「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル Ver2.3(環境省・経済産業省 平成20年5月)」より算出しました。
    ※A重油とは、重油を動粘度に応じて3種に分類したうちで、最も粘度が低いもの。(JIS規格)
  • グラフは四捨五入した数値で表しています。

English  

 

参照元

「コカ・コーラ サスティナビリティーレポート2011」冊子版を発行
http://cocacola.co.jp/corporate/news/news_20110901.html
コカコーラ サスティナビリティレポート2011
http://cocacola.co.jp/positively/pdf/2011/ccjc2011_all.pdf


 

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