エネルギー・地球温暖化

2011年10月07日

 

京都府立大、イモで「緑のカーテン」づくりに挑戦

Keywords:  地球温暖化  大学・研究機関  省エネ 

 

JFS/Japanese University to Grow Green Curtain with Japanese Yam
Copyright 京都府立大学


節電が求められる中、京都府立大生命環境学部附属農場では2011年6月、ヤマノイモ科のダイショを使った「緑のカーテン」づくりの実験を始めた。東南アジア原産のダイショは暑さに強く、ツルはゴーヤのような巻きひげは出さず、支柱やひもに直接まきついて垂直に伸びる。葉はやや長形のハート形で表面に光沢があり、見た目の緑が鮮やかであるとともに光を遮る効果は大きいと思われる。

大学では20年ほど前からダイショの栽培方法を検討しており、現在もその研究は野菜花卉園芸研究室で継続して行っている。この予備実験では、どの程度の高さまで伸びるか、緑のカーテンとして機能させるには1株当たりどの程度のプランターの大きさが必要か、といった点からダイショの緑のカーテンとしての適性を検討していく。

収穫期が11月となるので、イモを収穫するためには秋まで緑のカーテンを維持する必要があるが、収穫されたダイショは食用にする予定。ダイショの味は淡白で粘り気が強く、実験を担当する本杉日野教授は、緑のカーテンへの活用により、ダイショという作物が地域に広く知られ、イモとしての商品価値も高まることを期待している。

マニュアルで日本中に広げよう、緑のカーテン(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028727.html

登録日時:2011/10/07 06:00:15 AM

English  

 

参照元

京都府立大学生命環境学部附属農場
http://cocktail.kpu.ac.jp/agricul/ufarm/Top.htm
緑のカーテン(成長の様子) 7/14 Update
http://cocktail.kpu.ac.jp/agricul/ufarm/daisyoseityou.pdf


 

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