エネルギー・地球温暖化

2011年08月04日

 

気候ネットワーク、原子力に頼らない温暖化対策が可能と発表

Keywords:  地球温暖化  NGO・市民  再生可能エネルギー  省エネ 

 

温暖化防止について提言し行動する環境NGO「気候ネットワーク」は2011年4月18日、「節電25%」「温室効果ガス25%削減」「再生可能エネルギー電力25%」の同時達成は可能であり、「"3つの25"は達成可能だ」と題する報告を発表し、原子力に頼らない温暖化対策は可能と結論づけた。

3月11日の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故を機に、温室効果ガス25%削減目標(2020年、1990年比)見直しの声が官民から出始めた中で、気候ネットワークは2009年11月に発表したディスカッション・ペーパー「国内25%削減を、余裕を持って達成する道筋と削減可能性」をベースに、最新データに更新した上で、緊急に再検討を行った。

原発の発電量は廃炉や新設中止で2007年比半減を想定する。主な対策は、石炭火力と石油火力を7割削減、LNG火力を全て最新型に転換、再生可能電力の割合を25%まで向上、電力使用量を07年度比25%削減する。産業部門、業務・家庭部門、運輸部門でトップランナー方式採用など。経済への影響では毎年10兆円またはそれ以上の温暖化対策特需が発生し、震災被災地や若者の雇用が期待される。


登録日時:2011/08/04 06:00:15 AM

English  

 

参照元

「温室効果ガス25%削減目標」堅持を 原子力に頼らない温暖化対策は可能
http://www.kikonet.org/iken/kokunai/2011-04-18.html


 

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