3R・廃棄物

2011年02月19日

 

DOWAグループ リチウムイオン電池のリサイクルを商業化

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業)  環境技術 

 

非鉄金属精錬業から環境リサイクル事業まで手掛けるDOWA ホールディングスは2010年11月9日、子会社のDOWA エコシステムによりリチウムイオン電池の製造工程から発生するスクラップおよび使用済み電池のリサイクル事業を商業化したことを発表した。

リチウムイオン電池は、家庭用電化製品での使用に加えて、自動車その他の産業用分野においても急速に普及し始めている。今後一層の増産が見込まれるなか、資源循環や原料確保の観点から、使用済み電池そのものに加え、そこに含まれるコバルト、ニッケルなど希少金属の安価で適正なリサイクルへのニーズが高まりつつある。

同社は、材料の製造から最終製品に至るまでの過程で発生する工程スクラップおよび使用済み電池を回収し、スクラップから回収した高純度の希少金属は原料としてリサイクルする。使用済みのリチウムイオン電池は、同社グループが保有する産業廃棄物中間処理工場などを活用して年間1千トン以上を受け入れ、製錬原料とする。

さらに、リチウムイオン電池から高濃度のリチウムを精製する技術開発にも成功しており、リチウムイオン電池用の原材料としてリチウムの供給も合わせて検討している。

登録日時:2011/02/19 06:00:15 AM

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参照元

リチウムイオン電池のリサイクルを商業化
http://www.dowa.co.jp/jp/ir/pdf/news2010/release101109.pdf


 

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