エネルギー・地球温暖化

2009年10月20日

 

パナソニック、シミュレーション技術でCO2削減と生産性向上の両立を実現

Keywords:  地球温暖化  企業(製造業)  環境技術 

 

JFS/Panasonic Energy-Saving
Copyright パナソニック株式会社


総合電機大手のパナソニックは2009年6月29日、生産活動におけるCO2排出量削減を実現するための独自の省エネシミュレーション技術を確立したと発表した。これは、エネルギー消費の高い生産設備の効率的な運転条件を正確に予測する以下の3つの技術で、同社グループの各工場で活用し、CO2削減と生産性向上を図る考え。

「乾燥工程の高速処理条件を最適化」:乾燥炉内部の温度・湿度の変化や気流を予測して乾燥状態を推定し、最終の乾燥品質特性を予測できるシミュレータを開発した。これにより実際の炉における最適な運転条件の決定が可能になる。

「クリーンルームの空調機器の運転条件を最適化」:従来より高精度の空調シミュレーション技術の開発により、クリーンルームや空調設備を含む工場全体の気流・温度・湿度・圧力をほぼ現実と同等の精度で予測が可能となり、省エネ効果を最大化できる。

「工場エアの供給設計の最適化」:通常、複数台のエアコンプレッサーから複雑な配管経路で各工程へ高圧エアを供給しているが、配管最適設計シミュレータを開発したことで、圧力損失などの少ない最適な配管レイアウトが可能になり、省エネが図れる。

工場のCO2排出量削減を加速する省エネシミュレーション技術を開発
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/
jn090629-8/jn090629-8.html

登録日時: 2009/10/20 06:00:15 AM

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