3R・廃棄物

2009年04月15日

 

キャップを集めて、ポリオワクチンを世界の子どもたちへ

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民 

 

JFS/skeleton_box
Copyright エコキャップ推進協会


2007年に設立された横浜市のNPO法人「エコキャップ推進協会」は、ペットボトルのキャップを集めリサイクル業者に売却した利益で、発展途上国の子どもにポリオ(小児まひ)ワクチンを贈る活動を続けている。

学校・自治体、企業などでキャップを集め、同協会指定の地域の団体へもちより、一定量になったものを同協会が受領し、再資源事業者に売却する。その売却益を、ワクチン購入資金としてJCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)へ寄付するというしくみ。キャップ800個がワクチン1人分の20円になる。

現在日本でペットボトルは大量に使用されているが、キャップは硬さの違うプラスチック同士が密着する性質を利用しているため、本体とは違う素材で作られており、いっしょにリサイクルすることができない。キャップを一般のゴミに混ぜると、焼却処分されてCO2の発生源になるか埋め立て処分されて土壌を汚染するが、分別回収して再資源化することで、コンクリートパネル・ボールペン・箸などとして再利用できる。

2009年3月30日現在、キャップ回収総数は396,312,211 個。今後も環境、資源、福祉というテーマに子どもからお年寄りまでが市民レベルで参加できるこの活動が、全国で広がっていくことが期待される。

不要の入れ歯をリサイクルして、世界の子供たちを救おう(関連のJFS記事)http://www.japanfs.org/ja/pages/024896.html
エコキャップ推進協会
http://ecocap007.com/

登録日時: 2009/4/15 06:00:15 AM

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