エネルギー・地球温暖化

2006年09月22日

 

京都議定書目標達成計画、対策の加速化が必要

Keywords:  地球温暖化  政府 

 

2006年7月7日、政府は地球温暖化対策推進本部を開催し、京都議定書目標達成計画の進捗状況を点検した。全般にわたって一定の進展・具体化がみられ、日本の地球温暖化対策は前進しているものの、過去を上回る進捗が必要な対策も見られ、目標の確実な達成に向けて、対策の加速化が必要であることがわかった。

2004年度の日本の温室効果ガスの総排出量は基準年(1990年)比で8%増加しており、2003年度と比べても、基準年比1.8%分増加している(原発稼働率の要因を除く)。目標達成のためには2004年度から2010年度にかけて部門別に2004年度比で、エネルギー転換部門-10.4%、産業部門-6.6%、運輸部門-4.4%、業務その他部門-27.2%、家庭部門-18.3%などの削減が必要。森林吸収量については、森林整備などが現状程度の水準で推移した場合、3.9%の目標を大幅に下回ることが見込まれる。

2007年度に行う計画の定量的な評価・見直しは、その結果が2008年から始まる第一約束期間の排出量・吸収量に直結するものであるため、対策・施策の進捗状況を厳格に評価し、6%削減約束を確実に達成できる内容とする必要がある。



http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=8254&hou_id=7303


http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2006/07/07_a.html


登録日時: 2006/09/22 04:57:19 PM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ