2005年11月20日
大成建設は、2005年7月12日、東京都目黒区内の小学校で芝生化した校庭の熱環境を実測し、その効果を確認したことを発表した。
同社は、ゴルフ場やサッカースタジアムの施工・管理の蓄積や熱環境における技術を生かし、2004年6月より、目黒区内の小学校の校庭1,500平方メートルに同社が開発した改良日本芝を植え、同年夏休み期間中に実測調査を行なった。この結果、校庭外周の土表面は約50度に達したが、芝生表面の温度は約34度と観測された。(外気温35度)
また、校庭が土のままだった状態での実測値をシミュレーションした結果、土の表面温度が約52度、空気温度が約37度(地表面高さ60センチメートル)に対し、芝生の場合、表面温度が約32度、空気温度は約34度で、実測値とほぼ一致した。
これらの結果から同社は、校庭の芝生化には校庭表面およびその周囲の空気温度を下げる熱環境改善効果があることが実証されたとしている。
http://www.taisei.co.jp/1169092623112.html
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登録日時: 2005/11/20 10:01:07 AM
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