3R・廃棄物

2005年10月01日

 

一石二鳥 生ごみ生かしてひまわり油つくり

Keywords:  3R・廃棄物  地方自治体 

 

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家庭から出る生ごみで作った堆肥を使い、各家庭でひまわりを育て、収穫した種でひまわり油をつくる--コレステロールの少ないひまわり油で健康に--鹿児島県有明町で、ゴミ減量と町民の体質改善をかねた「一石二鳥」の取り組み、「サンサンひまわりプラン」が2005年度から本格的にはじまった。

同町では、埋め立てていた生ごみを2004年7月から分別収集に切り替え、毎月50トン程度の生ごみすべてを業者に委託して堆肥化。その結果、埋め立てごみの量は、分別収集前の2004年5月は106トンだったが、2005年5月には54トンに減少した。

2004年度は無料で配られた種と堆肥で多くの町民がひまわりを育て、そのうち台風の被害にあわなかった約100世帯が1.4トンの種を収穫した。種は製油会社でひまわり油にして、5合ビン1本1000円で協力した家庭に販売された。

町民からは、「種まき、草取り、収穫、乾燥など大変だった。黄金色の油を手にしたときはうれしかった」などの声が寄せられている。2005年は町内全域で100万本のひまわりの栽培をめざしている。





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