3R・廃棄物

2004年12月28日

 

2003年度の携帯電話の回収率、5ポイント低下して24%に

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業)  鉱物資源 

 

社団法人電気通信事業者協会(TCA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は2004年6月22日、2003年度の携帯電話・PHSのリサイクル実績と再資源化状況を発表した。それによると、同年度の携帯電話本体の回収台数は前年度比で34万8,000台増加して1171万7,000台だったが、回収率は5ポイント減の24%。再資源化率(携帯電話のメタル含有率)は19%だった。

回収率は買替・解約時の回収率を指し、回収台数を各メーカーからの出荷数合計から携帯電話・PHS加入純増数を引いた数で割って算出。2003年度の回収率低下について両協会は、携帯電話の高機能化に伴い、機種変更や解約をした後でも旧機種を手放さないユーザーが増えていると分析する。

同時に発表された、同年5月実施の携帯電話リサイクルに関する調査結果によると、使用済みの携帯電話を持ち続けるユーザーは41.9%で、「電話帳として(24.7%)」「コレクション(23.7%)」「データのバックアップ用(20.2%)」というのが主な理由だった。

TCAは携帯電話・PHS事業者と「モバイル・リサイクル・ネットワーク」を組織し、メーカーを問わず、使用済みの携帯電話・PHSの本体、充電器、電池を全国約8,500店にて無償で自主回収している。またCIAJは、メーカー用に「携帯電話・PHSの製品環境アセスメントガイドライン」を制定している。




http://www.tca.or.jp/japan/news/040622.html


http://www.mobile-recycle.net/


登録日時: 2004/12/28 12:16:57 PM

英語記事はこちら


 


 

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