2002年08月26日
東京都は都営住宅の建てかえで、解体時の廃材を新しい都営住宅の材料として活用することで、団地の「まるごとリサイクル」に挑戦する。
鉄筋コンクリート4-5階建てで、約40年前につくられた5棟117戸を、12階建ての1棟218戸に建てかえる。再利用が最も期待されるのは、5棟で約7000トンになると見込まれるコンクリート。
現地で小さく砕き、団地内の通路の路盤材や住宅の基礎に用いる。柱などの木材はチップにして床の下地に、くい打ちに利用した泥土は固めて基礎の埋め立てにし、100%の「現場内処理」をめざすという。
都は今回の実験をきっかけに、老朽化で建てかえを検討している約2万5000戸の都営住宅でもリサイクルを進めていく考え。
登録日時: 2002/08/26 05:26:57 PM
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