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2006年01月28日

 

持続可能な日本を測定する指標 - 経済(Economy)/エネルギー

E-1. 再生可能エネルギー・リサイクルエネルギーの割合

1.現在値
約1.2%(2002年度)

2.現在の得点
(2050年を100点満点として) 12点
※得点算出法:
(現在値-最低値)/(2050年の目標値-最低値)*100

3.指標の解説
世界経済の成長に伴い、エネルギーとりわけ化石燃料の使用量が増加している。日本は化石燃料が少なく、エネルギー自給率は約5%しかない。特に一次エネルギーの50%を占める石油はほぼすべて中東からの輸入に頼っており、
1)化石燃料の枯渇によるエネルギー不足リスク、
2)一定の国への過度な依存から生じる戦争・外交上のリスク、
3)二酸化炭素排出増加による温暖化・気候変動リスク、
4)廃棄物の安全性リスク
などを抱えている。エネルギー自給率の向上が重要であり、この4つのリスクを同時に軽減する有効な手段として国内における多様な再生可能エネルギーの開発と比率向上に着目した。

4.2050年の目標
10%

5.将来あるべき姿
50%

6.あるべき姿と目標値の理由
経済産業省の試算によると、再生可能エネルギー、リサイクル型エネルギーの実際的潜在量は38~64百万klあり、一次エネルギー総供給量に占める割合も約10~6%が可能とされている。そこで、2050年の目標値を10%とした。
あるべき姿については、上記4つのリスクの観点からの専門家による議論が必要である。ここでは仮に、2050年に資源(ソース)と吸収源(シンク)いずれかの限界により石油が使用できなくなり、その分を再生可能エネルギー・リサイクル型エネルギーに代替した場合(50%)を想定した。

7.出典
EDMC「エネルギー・経済統計要覧〈2004年版〉」より

8.一口メモ
再生可能エネルギーには、太陽光発電、太陽熱利用、風力発電、雪氷熱利用、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造が含まれる。リサイクル型エネルギーには、廃棄物発電、廃棄物熱利用、廃棄物燃料製造が含まれる。

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