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2006年01月28日

 

持続可能な日本を測定する指標 - 社会(Society)/お金の流れ

S-5. SRI型投資信託の総投資信託純資産残高に占める割合

1.現在値
0.3%(2004年)

2.現在の得点
(2050年を100点満点として) 2点
※得点算出法:
(現在値-最低値)/(2050年の目標値-最低値)*100

3.指標の解説
社会的責任投資(SRI)は、社会に配慮したお金の流れとその流れをつくる投融資行動である。
会社による倫理的かつ持続可能性に貢献する行動を励まし、反対の行為をくじくことで、金融資本だけでなく倫理や安心といった社会資本の形成に寄与する。SRIには、1)投資信託のほか、2)株主行動目的の株式投資、3)ソーシャルベンチャー、コミュニティ投資などが含まれるが、現在信頼あるデータがないために信託投資のみを指標に選定した。

4.2050年の目標
20%

5.将来あるべき姿
100%

6.あるべき姿と目標値の理由
社会・環境面を無視した短期的な投資リターンの追求は、長期的な視野での持続可能な価値創造と衝突する。株主・投資家は単に権利を求めるのみでなく、権利に付随する責任を全うすることが求められる。
投資信託においては少なくとも社会的に問題のある会社は投資の対象から排除するべきであり、あるべき姿を100%とした。SRI市場が最も整備されていると言われる米国市場ではSRI運用資産総額が2兆1750億ドル(2003年)で、金融機関経由で運用されている金融資産の11%を占めているとされる。2050年の目標はこの数値を超えて世界のSRIをリードする20%と設定した。

7.出典
社会的責任投資フォーラム「日本SRI型投信一覧」、証券投資信託協会「日本の投資信託純資産残高」より算出。

8.一口メモ
日本SRI型投信の純資産残高1157億円、日本の投資信託純資産残高40兆9970億円。

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