エネルギー・地球温暖化

2007年02月12日

 

環境への負荷を簡単に「環境尺」で測定

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

岩手県は、日常生活のさまざまな行動がもたらす環境負荷を分かりやすく二酸化炭素(CO2)排出量の数値で示す「環境尺」を作成し、2006年10月に県の施設で展示を始めた。環境教育に活用してほしいと作成ノウハウを一般に公開している。

ゴミを減らしたり、アルミ缶をリサイクルするとどれぐらい環境負荷を減らすことになるか、ガソリンの燃焼、ガラス瓶リサイクルの有無など日常生活での17項目について容易に測定できるようになっている。計算尺を応用したもので、中尺に記載されている17項目の表示を基準の目盛りに合わせると、該当する量に応じて上尺と下尺でCO2排出量がそれぞれグラム、キログラム単位で表示される。「環境尺」によると、新聞紙1キロを燃やすと環境への負荷は2キロ、ペットボトル1キロの場合は4キロ、乗用車を5キロ走らせると2キロのCO2排出量として示される。

日常生活でなかなか実感しにくいCO2排出量が目に見える数値で表示されることで、地球温暖化に対する意識が高まり、環境教育への活用が期待できる。考案した県職員は「皆さんに自由に楽しんでもらえたらと思います。自分で工夫して項目を増やしたり、別な環境尺を作ってみても面白くなりますね」と語っている。



http://www.pref.iwate.jp/~hp0315/kankyosyaku/kannkyosyaku.htm




登録日時: 2007/02/12 05:05:31 PM

英語記事はこちら


 


 

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