エネルギー・地球温暖化

2006年08月02日

 

東京都、今年度のクールルーフ推進事業対象を決定

Keywords:  地球温暖化  地方自治体  環境技術 

 

東京都のクールルーフ推進協議会は、建物の屋上緑化や高反射率塗料施工を推進するクールルーフ推進事業の今年度対象事業者を公募、補助金交付対象者を決定して2006年6月13日発表した。屋上緑化で2件、高反射率塗料による塗装で6件が補助金を交付されることになった。補助金額は合計で9,834,500円。

クールルーフ推進事業は、環境省の「環境と経済の好循環のまちモデル事業」を活用し、東京都が都心の7区で地球温暖化対策及びヒートアイランド対策の一環として2005年から3年間実施するもの。屋上緑化と高反射率塗料による建物の塗装事業に補助金を交付する。

千代田区、中央区、港区、新宿区、台東区、品川区、目黒区内の建築物で、施工面積50平方メートル以上の屋上緑化や高反射率塗料の施工が対象となる。

東京都は同推進事業を行うに先立ち、温暖化、ヒートアイランド対策として屋上緑化、高反射率塗料施工がもたらす効果について実証試験を行った。コンクリート面で約60℃を記録した時に屋上緑化面では約35℃となり、表面温度で約25度の低減効果を確認している。また高反射率塗料のほうは、塗料なしのコンクリート面で約62℃となった時に高反射率塗料塗装面では約47℃で、表面温度で約15度の低減効果が確認できた。




2年目の「環境と経済の好循環のまちモデル事業」 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1343-j


登録日時: 2006/08/02 10:41:30 AM

英語記事はこちら


 


 

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