エネルギー・地球温暖化

2004年06月17日

 

下関市、インターネット版環境家計簿開始

Keywords:  地球温暖化  NGO・市民  交通・モビリティ  地方自治体  省エネ 

 

山口県下関市では、2004年3月11日より各家庭における二酸化炭素(CO2)排出量をインターネット上で計算できるようにした「インターネット版環境家計簿」のサービスを開始した。

利用者は、各自の家庭で使用する電気、ガス、水道、灯油、ガソリン、軽油の使用量を入力することにより、家庭から排出されるCO2排出量を把握できる。また利用者全体の平均および同人数世帯との比較も可能。さらにCO2排出量削減の動機付けとして、「エコへそくり」コーナーも設けられ、平均的な世帯とのエネルギー支出の差を表示する工夫がなされている。

利用者は最初に、家族構成、住居形態、自然エネルギーの利用の有無や買い物・通勤・通学手段、冷暖房機器の使用状況といった基礎項目を登録し、ユーザーIDを獲得する。

同市では、1997年度策定の「下関市地球温暖化防止計画」において、「CO2排出量の削減率を2008年-2012年の5年間の平均で、1990年レベルに比べて15%減少させる」目標を立てた。そこで翌1998年度より、各家庭のCO2排出量を手軽に算出できるよう、印刷版「環境家計簿」を作成。今回はこれをさらに発展させ、インターネット版に。市ではこれを市内各家庭から排出されるCO2量の推計基礎データとする予定。

環境家計簿はもともと環境省が作成・提唱したもので、さまざまな自治体や企業、NGOなどが、独自の環境家計簿を作成するなどして、市民や社員などへの働きかけとして使っている。






登録日時: 2004/06/17 12:30:24 PM

英語記事はこちら


 


 

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