2012年03月10日
Keywords: 地球温暖化 企業(製造業) 再生可能エネルギー 環境技術
大手高炉メーカーの住友金属工業と商社の住友商事、フランスの鉄鋼大手バローレック社の3社による合弁事業会社バローレック・アンド・スミトモ・トゥーボス・ド・ブラジル(VSB社)は2011年9月1日、ブラジルのジェセアバ市で製鉄所の開所式を行った。
同製鉄所の特徴は、石炭ではなく、現地で栽培したユーカリの木から製造した木炭を還元材とする「木炭高炉」であること。ユーカリが成長するときに吸収するCO2の量が、高炉からの排出量に相当することから、CO2排出量がほぼゼロのカーボンニュートラルになる。
VSB社は660ヘクタールのプランテーションを有しており、ユーカリ以外にも数千の在来種の苗木を植えることで、生物多様性や緑化再生、バイオマスやCO2の吸収など地球環境保全に貢献している。
新日鉄釜石、林地残材バイオマスを 混焼し年間7,000トンのCO2削減へ(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030690.html
登録日時:2012/03/10 06:00:15 AM
ブラジルでのシームレスパイプ合弁事業VSB社製鉄所の開所式を実施
http://www.sumitomometals.co.jp/press/2011/news2011-09-02.html