2009年04月11日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(製造業) 環境技術
ヤマハ発動機は、牛ふんから発生したメタンガスを燃料にして走るゴルフカーを開発。千葉県香取市にあるゴルフ場で、2008年10月から実用化に向けてモニター走行を開始した。大阪ガスの協力で低コストでのメタンガス走行を実現。牛ふん利用のバイオマスが車両用燃料に低コストで有効活用されることになる。
メタンガスを車の燃料に利用するには、メタンガス精製施設のほか、それを高圧でタンクに充填する施設などが必要になり、その分のコストがかかる。大阪ガスはメタンを低圧で吸着貯蔵することができる活性炭を開発。容器にこの活性炭を詰め1メガパスカル程度の圧力でメタンガスを充填するとタンク容量の約30倍のメタンの貯蔵が可能で、高圧での充填が不要になる。
香取市には、地元の乳牛の牛ふんを利用してバイオマスの燃料化に取り組むバイオマスタウンがあり、生成したメタンガスの利活用先を求めていた。相談を受けたヤマハは、バイオマスタウンの近くにゴルフ場があることから、走行距離がほぼ一定で、速さが求められないゴルフカーへの応用を検討、今回の開発につながった。
バイオガスで走るゴルフカー ANGゴルフカー
http://projectphone.typepad.jp/blog/2008/12/eco-products-18.html
http://netvolante.jp/pdf/eco2008.pdf
登録日時: 2009/04/11 06:00:15 AM