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2006年01月28日

 

持続可能な日本を測定する指標 - 社会(Society)/ジェンダー・マイノリティ

S-3. 国会の議席数に占める女性の割合

1.現在値
9.9%(2004年)

2.現在の得点
(2050年を100点満点として) 20点
※得点算出法:
(現在値-最低値)/(2050年の目標値-最低値)*100

3.指標の解説
持続可能な社会では、よりよい社会の建設に向けて多様な主体が参画し、最大多数の幸福実現を目指す。しかし日本では女性の社会参加がOECD諸国と比べ、極端に低い。
国連開発計画の「ジェンダー・エンパワーメント指数(GEM)」では、国会議員に占める女性割合、専門職・技術職に占める女性割合、管理職に占める女性割合、男女の推定所得を用いて指数を算出するが、JFSではこの中で日本が突出して低い国会議席数の割合を指標とする。政治への参加が高まればさまざまな政策に影響し、社会全般への波及効果が大きいと考えられる。

4.2050年の目標
50%

5.将来あるべき姿
50%

6.あるべき姿と目標値の理由
国の男女共同参画基本計画にある「11の重点目標」の1番目に「政策・方針決定過程への女性の参画の拡大」がうたわれている。あるべき姿と2050年の目標値としては、ジェンダーの多様性をより正確に反映した50%(男女の人口比)とした。
女性の社会参加の結果としての指標なので、厳密に50%である必要はないが、女性の社会参画が進んでいるスウェーデンでは45.3%(2004年)の実績があり、目標値は十分実現可能な領域にある。
経済を含めた社会全般への影響が大きいと考えられ、2050年まで待たずきるだけ早期に実現することが望ましい。

7.出典
UNDP「人間開発報告書2004」より(pdfファイル)

8.一口メモ
2004年現在、最も女性の割合が高いのはスウェーデンの45.3%。日本のGEM値は0.531で、世界177カ国中38位。

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