2010年10月15日
京都市では2010年6月8日、脱「クルマ中心」社会の実現を目指し、自動車利用の抑制に向けて、新たな駐車施設の整備を抑制し、既存駐車施設の有効活用を図ると発表した。これは「歩くまち・京都」総合交通戦略に基づいて見直された「京都市駐車施設に関する基本計画」及び「京都市駐車場整備地区における駐車場整備計画」の改定の中で述べたもの。
「歩くまち・京都」総合交通戦略は、クルマを重視したまちと暮らしを、「歩く」こと中心へと転換し、人と公共交通優先の「歩いて楽しいまちづくり」を推進するために、2010年1月に策定された。この理念に基づき、京都市は脱「クルマ中心」社会の実現に向け、これまでの自動車駐車需要に供給を合わせていた駐車施設に係る計画を、自動車利用抑制の観点に立った計画へと見直すため、「京都市駐車場整備連絡協議会」において検討を進めてきた。
今後、京都市では両計画の改定を踏まえて、駐車場条例の改正を検討するとともに、大規模小売店舗の駐車場の地域特性に応じたあり方などを検討し、人と公共交通優先の「歩いて楽しいまちづくり」を進める予定。
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「京都市駐車施設に関する基本計画」及び「京都市駐車場整備地区における駐車場整備計画」の改定について
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登録日時:2010/10/15 06:00:15 AM