2010年07月24日
ウィンド・パワー・いばらきは2010年3月、本格洋上風力発電所としては国内初となるウィンド・パワーかみす洋上風力発電所の試験運転を開始した。茨城県神栖市の鹿島港湾区域の護岸から50mほど離れた洋上にあり、風車の規模は出力2,000kWでタワー部の高さ60mブレードの直径80m。風車は7基建設され、総出力は14,000kW。
発電量は、計画では7基合計で年間3千5百万~3千9百万kW程度を計画している。本格的な営業運転は同年6月末頃になる見込み。
風車を洋上に設置するにあたり、設置コストは陸上設置より割高であるが、内陸部に比べ建物や地形の影響が少ないため、より安定した発電が可能になる。また、海上に設置することにより周辺への騒音・振動の影響が軽減される。
世界初のハイブリッドスパー構造を採用した浮体式風力発電プラットフォーム、実証実験成功(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029510.html
九州大学の研究チーム、世界初の大型洋上ハイブリッド発電システムを提案(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028640.html
ウインド・パワーかみす
http://www.komatsuzaki.co.jp/windpower/kamisu.html
http://www.komatsuzaki.co.jp/
登録日時:2010/07/24 06:00:15 AM